葬儀・法要・慶弔生花・盛篭・仏壇仏具の株式会社珍田葬祭

送るこころ

葬儀に際して

全体の流れ

病人をかかえたお宅では、家族の一員が亡くなられると、葬儀のために様々な準備を行わなけれぱなりません。
病人がまだ健在のうちではそうした準備は避けたい気持ちがありますので、いざ亡くなられたらたら、何をしたらよいか分からないのが実状です。
そこで簡単に死亡から葬儀までの流れを追ってみました。

臨終直後
家族・親戚への死亡通知、葬儀社への連絡を行います。ご遺体を自宅に迎えます。
ご遺体の安置
安置する部屋を片付け、納棺するまで頭は北か西に向けて安置します。枕飾りが必要な場合は、お申し付け下さい。
寺院への連絡と打ち合わせ
電話で不幸があった旨と枕経をお願いします。ご寺院様(宗教者様)と葬儀日時などの打ち合わせをします。
葬儀社との打ち合わせ
宗旨・宗派をはじめ通夜・葬儀の日時、手続きの方法、予算などの打ち合わせを行います。
喪主・世話役の決定
葬儀を円滑にとり行うために喪主・世話役を決めます。喪主は一般に世帯主・配偶者・長男(長女)などがなりますが、葬儀後も年忌法要などの 供養を行う人がよいでしょう。
親族との打ち合わせ
世話役を中心として、役割分担の確認をいたします。ご葬儀に必要な係は、受付係、下足係、駐車場係、司会進行係などがあります。
納棺から出棺
ご遺体を清めたお棺に納めたのち、お別れ、出棺、火葬と続きます。
火葬準備
火葬場に持参するものの確認。飲み物、茶菓子、お骨箱、許可書。火葬当目の留守番が必要です。埋葬許可証は火葬場係員からお受け取り下さい。
火葬
火葬にかかる時間は一時間半くらいです。(状況によって異なります)お骨あげは火葬場係員の指示に従って下さい。
通夜・葬儀準備
通夜の準備 追膳はお寺で準備します(浄土真宗をのぞきます)
  • 参列者への接待準備(茶菓子、飲み物、お茶、半紙、ふきんなど)
  • 通夜手伝い人の夜食の用意
  • 送迎用自動車の用意(自宅〜式場〜自宅)
  • 寺院さまの送迎(寺院以外の式場の場合)
  • 喪主の謝辞
通夜
葬儀は宗派や会場によって多少異なります。 (葬儀進行の一例) 通夜は―般的に
  • 僧侶入場
  • 開式の辞
  • 読経
  • 焼香
  • 僧侶退場の順で進められます。
●香典返し、租供養品、接待用飲食物(飲物、つまみ)等は葬儀社で準備・手配いたします。
葬儀
葬儀次第の打ち合わせ
  • 弔詞(弔辞)を賜わる方の肩書き、氏名。弔電の整理と順序。
  • 焼香順位作成(落ちがないか複数の人に確認してもらう)
  • 喪主の挨拶準備
  • 生花・盛篭・仏具・花環などの発注
葬儀の運営はすべて葬儀社係員が行います。
葬儀は次の順序で進めます。
  • 遺族、親族、参列者着座
  • 僧侶入場
  • 開式の辞
  • 読経
  • 弔詞拝受
  • 弔電奉読
  • 焼香
  • 喪主挨拶
  • 僧侶退場
  • 閉式の辞(宗旨・宗派によって異なります)
法要
法要は法要祭壇にご遺骨・お位牌・遺影写真を安置し、読経のあと、僧侶の指示により焼香します。その後、精進落し(お斎)を行います。
埋葬
埋葬は事前にお墓の掃除をし、埋葬許可書と備品を用意します。
お斎(法要会食)
お斎では、僧侶を首座に、世話役や手伝っていただいた方々を上座に、遺族や喪主は末席につきます。
ご葬儀後の後始末
世話役をはじめとして、葬儀の引き継ぎは、なるべく葬儀当日に行います。引き継ぐものは下記の通りです。
  • 香典
  • 香典・供物の控え帳
  • 弔電、弔辞
  • 会計帳と残金

先頭に戻る

危篤になったら

危篤の通知
病人が重体になり、医師から「あと何日」という通告を受けたときに、まず家族がしなければならないことは、意識のあるうちに会わせたい人に至急連絡をとることでしょう。
お知らせしたい範囲
  1. 家族
  2. 血筋の濃い親族。たとえば別居している両親、兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の両親と兄弟姉妹、つきあいの深い伯叔父母、甥、姪など
  3. 親しい友人、知人
  4. 勤務先、学校、関係団体、隣近所など
<※ポイン卜>
危篤の連絡は基本的には、病人が会いたがっている人に告げるべきでしょう。
連絡を受けた人は、何をおいても駆けつけることになるので、親類であっても、普段から付き合いのない人まで知らせる必要はないでしょ う。
知らせる相手が病気の場合には、通知を控えることもあります。
危篤の連絡
危篤の連絡は電話連絡が早くて確実です。しかし先方が留守の場合には電報を打ちます。
電話で連絡する場合は、
  1. だれが(危篤者の名前)
  2. どこで(危篤者のいる病院名、病棟、場所、道順、電話番号)
  3. 病名と状態などを連絡します。
<※ポイン卜>
大事なことを忘れないようにあらかじめ要点をメモして行いましょう。
知らせる相手がたくさんいるときは、何人かで分担します。
病院では公衆電話を利用しますので、テレホンカードか小銭を多めに用意する必要があります。
電話での口上
電話では、家族や近親者以外の相手でも日常的なあいさつは省きます。
早朝や深夜の場合には、 「朝早くの電話でご迷惑ですが」 「夜分おそく失礼いたします」 と、時を選ばない失礼をおわぴします。
「私は〇〇の家内(息子、娘)でございますが、〇〇が重体となりましたので、ご連絡をいたしました」 あるいは、「〇〇が危篤になりましたのでお知らせいたします」
電報を利用する場合、「〇〇キトク スグオイデコウ」。
<※ポイント>
あらかじめ連絡先の氏名、住所、電話番号を作って用意したいものです。

先頭に戻る

死亡届

死亡届@
死亡原因には、病気による死亡の他、交通事故死、海や山での遭難死、そして自殺や他殺など、さまざまあります。
癌などあらかじめ死亡時期がわかっていても、いざ死を迎えるとなると、遺族の悲しみははかり知れないものですが、冷静に対処しなければならない場合があります。
病気によって死亡した場合には、医師から死亡診断書が発行され、すぐにも死亡届けを出せますが、それ以外の死因(変死、自殺、他殺など)では、警察の取り調べがあったり、行政解剖に回されたりして時間がかかることがあります。
病院で死亡したとき
病院での死亡は、ほとんどの場合、死因がはっきりしているので、病気による自然死としてすぐに死亡診断書を出してくれます。
しかし交通事故や火傷などで死亡した場合には、外因死として警察医による死体検案が必要となります。
自宅で死亡したとき
自宅で死亡した場合、―刻も早く医師に連絡して来てもらいます。
  1. 故人が加療中であったら、主治医師による死亡の確認が先決ですので、医師が死亡を確認し、死亡診断書を書くまでご遺体に手をふれたり、ご遺体を動かしてはなりません。
  2. 加療中でない急死などの場合や、日曜祝日で病院がお休みの場合には、110番に連絡し、警察医に確認してもらいます。この場合、たとえ老衰死であっても、死因を知るために警察医による死体検案が行なわれることがあります。
事故死、変死、自殺などのとき
交通事故なと突発的な事故で即死したときや、自殺や他殺なと不自然な死のときには、警察医による検死(行政解剖)が必要となります。
  1. 行政解剖されるご遺体、監察医務院等に運ばれ、そこで検視を受けたあとで遺族に戻され、自宅に帰ることができます。
  2. 他殺の疑いのあるときには、「司法解剖」に回されてご遺体の帰還が遅れることもあります。
  3. 検死が終わったら、警察医から死体検案書が交付されます。
  4. 海や山で遭難したときには、遭難現場に近い警察と役場に届け出なければご遺体は動かせません。
  5. 遠隔地で死亡した場合には、損傷の程度や死亡からの日数などを考慮して、遺族が現地に出向き、そこで火葬して遣骨を持ち帰ることもあります。
死亡届A
人が死亡したときは、戸籍法で一週間以内に死亡届を出すことが定められています。
  1. 死亡届は、所定の用紙に、死亡年月日、時刻、死亡場所、性別、職業、配偶者の有無、生存配偶者の生年月日などを記入し、医師の署名のある死亡診断書とともに提出します。
  2. 死亡届は、死亡した土地の市区町村役場の戸籍係に届け出ます。
  3. 病院や旅先などで亡くなったときは、病院の所在地や旅先の市区町利、役場へ提出します。
  4. 死亡した土地が本籍地でないときは、死亡届けを2通提出することになっていましたが現在では写しが本籍地の役場に送付され、戸籍から抹消されます。
死亡届を行う人
  1. 同居の親族(配偶者)
  2. その他の同居者
  3. 家主、地主または土地家屋の管理人
「また同居の親族以外の親族もこれをすることができる」(戸籍法87条)となっています。
しかし、実際には遺族は連絡や通夜の準備などで余裕がありません。
そこで、必要事項の記入をすませたら、あとは葬儀社社員か親族などに代行してもらうことが多いようです。
<※ポイント>
届出には手数料は不要ですが、届出人の印鑑(認め)が必要です。
提出期限
  1. 死亡届は、死亡した日から七日以内に提出することになっています。
  2. この死亡届を出さないと、火葬に必要な「埋火許可証」を発行されないので、実際には、死亡当日か翌日には出すことになります。そのため、役所では休日や夜間でも受付ています。
死亡診断書
死亡診断書は故人の死に立ち会った医師の署名捺印したものでなければ認められません。
普通は死因に不審な点がなく、臨終のときに医師が立ち会っていればすぐに「死亡診断書」を書いてもらえます。
<※ポイン卜>
死亡診断書は、保険金や遺族年金などめ請求に必要になりますので、市町村役場への届出の前に、死亡診断書のコピーを数通用意しておくと便利です。
死体検案書
自殺や事故死、変死などの場合には、警察医によって検視が行われた「死体検案書」が交付されます。死亡届の際にはこの「死体検案書」を提出します。
火葬(埋葬)許可証
火葬およひ納骨をするためには、火葬(埋葬)許可証が必要です。
  1. 死亡届の用紙に必要事項(死亡者の本籍地、現住所、氏名、性別、生年月日、死因、死亡年月日時、死亡場所、火葬を行う場所、申請者の住所と死亡者との続柄等)を記入し、届出をしますと、「火葬許可証」が交付されます。
  2. 「火葬許可証」を火葬場に提出すると、火葬が終わった時点で、終了した日時を記入して返してくれます。これが「埋葬許可証」になり、納骨時に寺院、墓地の管理事務所に提出します。
<※ポイン卜>
「埋葬許可証」は5年間の保存義務があります。

先頭に戻る

死亡通知

死亡通知は残された者が行う重大な役目です。
死亡通知は通知もれが残らないよう、住所録や年賀状などをチェックしながら、故人とかかわりのあった人たちに知らせたいものです。
また、メモを見て間違いなくお伝えしましょう。
知らせ状
印刷による「知らせ状」は、一般的には、灰色のわく付きの私製はがきを用います。
印刷する文面は、死亡の通知と葬儀の日程です。
なお、取越法要に出席して頂く人に対しては、その旨を記した知らせ状を差し出します。
知らせ状の内容
  1. 時侯のあいさつなど前文は省略して、故人の姓名、死因、死亡日時と場所、生前の親交に対するお礼、葬儀の日時と場所、発信年月日、喪主や遣族の住所氏名のほか、友人代表、葬儀委員長の氏名などを明記します。
  2. 仏式、神式、キリスト教式など何式で葬儀を行うかを明記したほうが親切でしょう。特に日本の葬儀はほとんどが仏式なので、それ以外の場合には必ず明記したいものです。
  3. 遠方の人には通知状が到着するまでの日数を考慮して速達にします。
  4. 電話で連絡ずみの方にも、確認の意味で知らせ状を発送したほうがよいでしょう。
新聞の死亡広告
故人が要職にあったり、知名度の高い人で、交際範囲が広い場合には、個人的な連絡だけでは通知漏れが出ますので、新聞に死亡広告を出して広く知らせます。
  1. 死亡広告の文面は、葬儀社に死亡広告の規定の書式がありますのでそれを参考にします。
  2. 掲載料金は新聞の発行部数、広告スペース、地域版・全国版などによって異なります。
  3. 新聞に死忙広告を出す場合は、遅くとも葬儀の日の朝刊には掲載される必要がありますので、前日の午後5時まで(新聞社によって違います)には申し込まなければなりません。
申込先は葬儀社、広告代理店、新聞社広告局のいずれかを通じて行います。
死亡通知の範囲
死亡を通知する範囲は、
  1. 別居している家族、近親者
  2. 故人と親交のあった友人、知人
  3. 勤務先、取引先、関係団体,学校関係などには、葬儀の日時が決まった時点で連絡します。
これらの連絡は、それぞれの主な関係者に通知して、それから先は、その人から連絡をとっていただくようにお願いします。
<※ポイン卜>
隣近所や町内会ヘも連絡します。
葬式を営む場合,町内の方に世話役をお願いしたり、弔問の人たちが道を尋ねたり、駐車等で迷惑をかけることがありますので、喪主かそれに準ずる人が出向いてあいさつをします。
電話での死亡連絡
最近では電話で死亡の通知を行なう場合も多くなっています。そうした場合には、
  1. 取り込み中のことですので、あいさつは抜きで、死亡の件だけを手短かに伝えます。いきなり「OOが亡くなりました」では、相手が驚いてしまいますので、言葉を選ぴます。
  2. 危篤の連絡と同様、早朝や深夜の失礼をおわびしてから切り出します。「早朝はやくから申し駅ございません。〇〇は、本日〇時に死去いたしました。葬儀はO日午後O時から○〇(場所)で行いますので、とりあえずお知らせいたします。」「たびたぴお見舞いいただきましたが、〇〇は,本日〇時に亡くなりました…」
ほかの方たちへの連絡をお願いする場合
「お手数ですが,職場の方々ヘもご連絡をお願いいたします。」
「皆さまによろしくお伝えください。」
などと言い添えます。
知らせる先が多い場合
親類や友人なども協カして手分けして電話をかけます。
その場合は初めに喪家との関係を述べます。
「○〇様が,本日○〇時にお亡くなりになりました。まずはお知らせいたします」
<※ポイン卜>
電話が―台で問に合わない場合には、臨時電話の使用を電話局に申し込むとすく設置してくれます。
従来からある電話は「受信専用電話」として使用し、臨時電話を「発進専用電話」にすると、話中が少なくなります。
電報で知らせる
電話で連絡がとれない場合には、電報で知らせます。電文には、死亡者名、死亡日時、発信人名を入れます。
   死亡者氏名〇〇○〇
   死亡日時 〇目〇時〇分
   喪主   長男 〇〇

先頭に戻る

ご遺体安置

死亡が確認されたら、初めにご遺体の清めが行われます。
昔は「湯灌」といって、たらいに逆さ水を入れ、全身を洗い清めるならわしがありました。
現在ではこの方法は行われなくなり、アルコールや、湯にアルコールを加えたものにガーゼを浸して、それでご遺体をふき清めるようになりました。
最近では、ご遺体の清めは病院で死亡したときに行うようになりました。
死化粧
ご遺体の清めのあとには、死化粧を行います。
  1. 目が開いていたら、そっと閉じてあげます。
  2. 口が開いていたら、下あごを持ち上げしぱらく支えておきますと閉じます。
  3. 髪をととのえ、男性ならひげをそり、女性には薄化粧をします。
  4. もし爪がのびていたら切ります。遺髪や遺爪をとっておきたいときは、このとき切っておきます。
  5. 病気によってほおがこけてしまっているときには、ほおに含み綿を入れてふっくらさせてあげるのもよいでしょう。
ご遺体の安置
ご自宅では安置する部屋を片付け、布団、シ―ツを用意します。
納棺までの間、ご遺体を仏間か座敷に安置します。
  1. ご遺体は頭が北に、足が南に向くように蒲団を敷いて寝かせます。これを「北枕」といいます。これは釈迦が涅槃に入ったときの姿を模すものといわれています。
  2. 部屋の間取りの都合で北枕にできない場合には、西枕にしても差し支えありません。仏壇のある部屋なら仏壇に頭を向けるのも―つの方法でしょう。
  3. ご遺体を寝かせる寝具は、できるだけかさばらないものにします。敷布団は一枚にして、掛け布団もなるべくご遺体が暖まらないように薄くて軽いものにします。
  4. 枕はあまり高くないものを選ぴます。低すぎると口が開きやすいので注意が必要です。
  5. 顔は、白い布(さらしを切ったものや無地のハンカチ)でおおい、両手を胸元で合掌させます。
  6. 宗派によって掛け布団の上には刃物(守り刀)をのせるしきたりがあります。今では袋入りの短い木刀を使用します。守り刀は刃先を足のほうに向け、顔のほうには向けないようにします。

先頭に戻る

枕飾り

安置したご遺体の枕元に祭具を飾ることを「枕飾り」といいます。
白木の台か白い布をかけた小さな机を台とし、その上に次のものを飾ります。
  1. 線香・・・線香立てに線香一本。
  2. ローソク・・・燭台にローソク一対。
  3. 生花・・・花立てに生花を一対。
  4. 鈴(りん)・宗派で使う鳴り物
  5. 水・・・コップまたは湯飲み茶わんに入れた水。
  6. 枕だんご・・・上新粉で作った団子を,皿に盛って飾ります。(団子の数は寺院によって異なります)
  7. 枕飯・・・故人が使っていた飯茶わんにごはんを丸く山盛りにし、そのまん中に故人の使っていた箸をそろえて真っすぐに立てます。
<※ポイン卜>
線香とローソクの火は常に絶やさないように、遺族の人が付き添って見守ります。
枕経
枕飾りが準備できたところで僧侶に来てもらってお経をあげてもらいます。これを「枕経」といいます。

先頭に戻る

寺院への連絡と打合せ

寺院に連絡をして不幸があったことと、枕経のお願いをします。
葬儀の日程や内容については寺院と打合せて決定いたします。
また遺族を代表して葬儀を取り行なう「喪主」を決定しておきます。
寺院との打ち合わせ ご住職と葬儀の日時などの打合せをします。具体的な内容として
  1. 納棺の日時
  2. 出棺、火葬の日時
  3. ご葬儀の日時
  4. 百ケ日忌取越法要を行なうかどうか
  5. 僧侶の人数
  6. 戒名(法名)について
  7. お布施について 等があります。
※善提寺が遠い場合には、近くの寺院に依頼して枕経をあげて頂く方法もあります。
お布施について
お布施などの打ち合わせは、喪主と世話役の方があらためて寺院を訪れて伺う場合があります。
お布施の額やお渡しする時などについては、ご住職や寺院職員に直接おたずね下さい。
葬儀の形式
現在、日本の葬儀のおよそ九割は仏式で執り行われていますが、同じ仏式でも宗派や地域のしきたりによって少しずつ違いがあります。
そのほかの葬儀形式には、神式、キリスト教式(カトリックとプロテスタント)、友人葬、無宗教葬、団体葬などがあります。
どの形式にするかは、故人の信仰や希望を尊重したいものです。
  1. 故人が信仰した宗教が喪家の宗教と異なっている場合、故人の遺志を尊重して故人の信仰にもとづいて行うのがふさわしいでしょう。
  2. 故人が無宗教の場合は、習慣的に仏式にすることが多いようです。宗派は生家のものに従うのが普通ですが、故人が既婚女性の場合には婚家の宗派に従って行うことになります。
  3. 最近では新形式(無宗教葬、音楽葬、友人葬など)で葬儀を行うケースも出てきています。
葬儀の規模
故人の社会的な地位、故人の遺志、つきあいの範囲、予算、遺族の交際範囲、会葬者の人数などを考え合わせて、葬儀の規模や会場を決めます。
故人の社会的な地位によっては、社葬、団体葬という場合もあります。
葬儀の会場
寺院での葬儀の場合、菩提寺に連絡して、葬儀場としてお借りすることをお願いします。
もし菩提寺が遠方にあったり、また小さい場合には、菩提寺に式揚となるお寺を紹介していただくのがよいでしょう。
葬儀の時間
葬儀の時間は寺院の都合に合わせて決められることになります。
葬儀は午前中の場合11時、午後の場合は1時というケ―スが多いようです。
友引
「友引」の日の葬儀は、死者が友を呼ぶという迷信から行わないのが普通です。
なお友引でも火葬は行われます。
喪主の決定
遺族を代表して葬儀を執り行い、故人に代わって弔問のあいさつを受ける人を「喪主」といいます。
喪主は遺族,近親者が相談して早く決めます。
  1. 普通は故人と最も近い血縁の人がなることが多いようです。
  2. 親(父又は母)が死亡した時には長男(あととり)が喪主になります。
  3. 親(父又は母)が死亡し、あととりが成人に達していない場合はその配偶渚が喪主になります。
  4. 以上がいない場合には、兄弟姉妹がなります。
  5. 子供が亡くなった時には場合には、父親か母親が喪主になります。
  6. 故人が生前に指名していた場合はそれに従います。
  7. 故人が次男や三男、あるいは嫁いだ娘の家に同居していた場合、その家で葬儀を行うことになればその家の筆頭者が喪主になることもあります。
  8. 別居している次男の社会的地位が高く,この関係の会葬者が多い時には,この人が喪主を務める場合もあります。
<※ポイン卜>
配偶者や長男が喪主となる原則であってもその人たちが高齢であったり、病身であったり幼少である場合などは避けることがあります。
もし未成年の方が喪主になる場合は、伯父などが後見人となって喪主の代理をすることになります。
また葬儀に喪主を行う人がその後の仏事を主催するケ―スが多いようです。
喪主を選ぶ場合はこの事情をふまえて決める必要があります。

先頭に戻る

お手伝いの役割

葬儀を適切に滞りなく実施していくためには、多くの方々の協力が必要です。
そのためには,喪家側でお手伝いされる方の役割分担を決めていただくことが大切です。
葬儀を円滑に進めるために以下の係が必要となります。
受付係
■香典を受けとり、返礼品を渡す係。最低2人
  1. 芳名録・筆記用具・香典受けなどを配置します。
  2. 会葬者にお渡しする会葬礼状と会葬御礼品の数の確認をします。
  3. 供花、供物が届けられたら、直ちに式湯にお供えしていただきます。
  4. 弔電が届いたら、司会者まで届けていただきます。
  5. 香典は「ご丁寧にありがとうございます」と返礼していただきます。香典袋の表書きを確認し、姓だけであれば名前を、必要に応じて住所も記入していただきます。
  6. 会葬者に会葬御礼品をお渡しします。香典が連名の場合には、人数分をお渡しします。
  7. 供花代などをお預かりした場合は、香典とは別に記録して保管します。
  8. 葬儀終了後、芳名録、名刺・香典袋の整理をし、残った会葬御礼品をまとめます。そのあと、喪主または世話役にお渡しします。
車両係
■車両係は車で来られた方の車の整理と案内が主な役割です。
  1. 駐車場への誘導、駐車場内整理、ハイヤー整理誘導を行います。
  2. 会葬者が車で来られたら、駐車場ヘ誘導していただきます。
  3. 車は順番に駐車していただくようお願いします。
  4. 駐車場が一杯になったときは交通の邪魔にならないところに止めていただきます。場合により「葬儀・駐車のお願い」の用紙を車に貼ります。
  5. 万一苦情があった場合は速やかに対応し、責任者に報告していただきます。

先頭に戻る

納棺と出棺

ご遺体を棺に納めることを納棺といいます。
納棺の準備
納棺の前に、次の品をご用意下さい。
  1. 六文銭(印刷されたものを葬儀社が用意します)
  2. 米と塩(一つまみ程をラップなどに包んで)
  3. 故人の愛用品など(燃えるものに限ります)
納棺の手順
納棺は次のような手順で行ないます。
  1. 掛け布団とドライアイスをはずします。
  2. 近親者の順に、ご遺体のお顔、手足を清浄綿で拭き清めます。
  3. 足元から「足袋」「脚絆」「お腰」「手甲」「数珠]「輪袈裟]「天冠」の順に、旅支度をととのえます。
  4. ご遺体を棺に移し、はずしておいたドライアイスを入れます。
  5. 仏衣をかけます。
  6. 棺用の掛け布団をかけます。
  7. お顔のまわりを生花で飾り、故人の愛用品をおさめます。
  8. 棺のふたをし、覆いをかけて祭壇の前に安置します。
  9. 納棺する際に、線香の束を灯しながら、また、りんを鳴らしながら行う場合があります。
  10. 納棺の後、塩と逆さ水でお清めをする場合があります。
副葬品
  1. 棺の中には、生前に故人が愛用していた身の回りの品(タバコ、写真、手紙など)や愛読書(厚いものはさける)などを数点いっしょに納めてもよいことになっています。
  2. 火葬のときに燃えにくいガラス・金属製品などは、遺骨をよごしたりしますので入れません。
  3. 抜けなくなった結婚指輪は、つけたままでもやむをえないでしょう。
棺のふた
棺のふたは、出棺のときまで釘づけはしません。
ふたは置くだけで、ご遺体と対面したい人があった場合には蓋をあけて対面します。

先頭に戻る

火葬・骨上げ

出棺
出棺の時刻は、火葬の時刻の約30分から1時間前ですが、火葬場までの距離によりますので、葬儀社と打合せください。
同行者の範囲
火葬場へ行くのは、遺族、近親者などの身内か、ごく親しい友人というのが普通です。
昔は、親が子を弔う場合や、夫が妻に先立たれたときには、「逆縁」つまり、死ぬ順序が違っているとして、火葬場へついて行かない風習がありましたが、今日ではこだわらないようです。
火葬場に同行する人々は、前もって決めておきます。
火葬の準備
  1. 火葬の際の読経は、・出棺の前に、自宅で行なう場合 ・直接火葬場に行って行なう場合 ・自宅と火葬場の両方で読経を行なう場合がありますので、事前にご住職と打合せをいたします。
  2. 火葬場には、遺影・火葬許可証を持参します。茶菓子・お飲物などもお持ちになるとよいでしよう。
  3. 葬儀社では、お骨箱・ろうそく・花など、火葬用品一式を用意いたします。なお火葬場でのお食事を準備する場合もあります。
火葬場にて
  1. 火葬場に到着しましたら、受付で「火葬許可証」を提出します。手続きの済んだ書類が「埋葬許可証」となります。
  2. 火葬場の係員が棺を霊枢車からおろし、祭壇の前に棺のまま安置します。
  3. 祭壇の前の小机の上に生花、燭台、供物などを飾ります。
  4. これらの祭具は、火葬場で用意してあります。
  5. この祭壇の前でまず、僧侶が最後の読経と焼香をし、次に喪主、遺族、近親者の焼香につづいて、同行者一同が焼香、合掌、礼拝します。
  6. 一同合掌のうちに棺はかまどの中におさめられ、点火されます。
  7. 火葬にかかる時間は1時間半くらいですが、点火のあとは、火葬が終了して骨あげの知らせがあるまで、控室で参列者と飲物などをとりながら待ちます。
骨上げ
  1. 火葬が済みますと控室に案内がありますから、―同は収骨堂に集まって骨あげをします。
  2. 本来は竹と木で一対にした箸を使い、人から人へ箸渡しで骨壷におさめるのがしきたりです。しかし、現在では、大幅に簡略化され、一人ずつ拾骨をします。
  3. 遺骨を拾う順序は、故人と血のつながりの近い遺族、近親者、友人の順に行います。
  4. 遺骨は足の骨から順に、上半身の部分へと拾い上っていきます。
  5. お舎利様とよばれる「のど仏」は、故人と最も血のつながりの近い親族が最後に拾います。これで、骨壷の中で足が下に、頭骨とのど仏が上になって、納まるわけです。
  6. 遺骨を分骨したい場合には、前もって葬儀社に伝えておきますと、分骨用の小さな骨壷が用意されます。
  7. こうして主な骨を拾い上げますと、残った骨は係員が骨箱におさめ、白布で包んでくれますから、それを喪主が両手でかかえ持ちます。

先頭に戻る

通夜と通夜ぶるまい

通夜とは、ご遺体を葬る前に故人にゆかりの深い人々が集まって、故人の冥福を祈り、別れを惜しむ集いです。
近年では夜通し棺を守るのは、肉親と親類などごく限られた人だけになり、弔問客のためには、夜の6、7時ごろから1時間ほと営まれるように変わってきました。
席順
通夜には、席次についてのきまりがありません。
  1. ―般的には、祭壇に向かって右側に、棺に近いほうから喪主、遺族、近親者というように血縁の近い順にすわり、左側に世話役(葬儀委員長)、先輩、友人、知人、職場関係者というように来客が並び、正面後方に弔問客が並びます。それぞれ、故人に親しい人ほど祭壇の近くに席を占めます。
  2. 特に故人と親しかった恩人や親友などは、喪主や近親者の次に座っていただくこともあります。
  3. 会場が狭い場合は、祭壇の近くに喪主や遣族が座り、他の人たちはその周囲に適当に座ります。
  4. 通夜が始まってから到着した場合には、到着順に座っていただきます。いずれの場合にも、世話役の人が「どうぞ、そちらヘ」と指示して座っていただきます。
読経
 
  1. 通夜は、僧侶の読経によって始まります。進行係に案内されて僧侶が入席し、祭壇の前に座って読経を始めます。
  2. 読経は普通30〜40分くらいかかりますので、特に弔問客が多く、焼香に時間がかかりそうなときには、読経の間に焼香をすませることもあります。
  3. 読経が終わりますと、僧侶は向きを変えて、遺族・弔問客一同に「法話」をなさることがあります。
通夜供養
●通夜のあいさつをします
通夜終了後、頃合を見て喪主または親族代表が通夜のあいさつを行います。 「本日はお忙しい中を、わざわざ通夜にお越しいただき、ありがとうございました。故人生前中は皆様に大変お世話になりました。皆様においでいただき、故人もさぞ喜んでいることと思います。なお、粗食を用意いたしましたので、お時間の許すかぎりおくつろぎください」
●通夜供養
弔問客にお食事や酒を出して接待することを、通夜ぶるまいといいます。 最近では簡単に食べられる寿司、オードブル、ビ‐ル、ジュースなどが多くなってきました。 通夜の弔問客は順次お帰りになりますが、お見送りしなくても失礼には当たりません。
●ご遺体をお守りします
通夜ぶるまいのあと、自宅に戻って、近親者が交代で祭壇のローソクと線香を絶やさないようにお守りします。

先頭に戻る

香典と香典返し

通夜、葬儀の際に会葬者は、受付で香典を出します。
香典は香をお供えする替わりにお金を包んだものと言われ、かつては葬儀費用の一部を負担するという助け合いの意味合いもありました。
表書き
表書きには、「御香典」、「御香奠(でん)」、「御香料」「御霊前」などがありますが、最近ではあらかじめ印刷されている熨斗袋を使用する人が多いようです。
香典額
香典額は、葬儀に参列する人にとって、迷うところですが故人や遺族との関係、またお付合いの程度によって違ってきます。
以前に香典をいただいたことがあれば、それが一つの目安となります。
香典帳の記載
香典帳は、これによって香典返しの目安にしたり、また将来の仏事の参考にするものですから、出来るだけ地域別、職場別にまとめておくと便利です。
また供物や生花、弔電なども別に記録をしておきます。
香典返し
香典返しは、本来「忌明け」の法要が終了し、忌明けの挨拶と共にお返しするのが本当でしたが、当地では、通夜の始まる前に受付でお渡ししています。
また、故人と生前親しかった人など、香典額が多かったりした場合には、遺族が改めて香典返しの商品を贈ることがあります。
香典返しの商品
香典返しの品物は、お茶、のり、コーヒー、しいたけなど、あっても困らない日用品が多く選ばれています。

先頭に戻る

葬儀の準備

葬儀は導師によって故人をあの世へ送る儀式であり、告別式は、生前親交のあった人たちが最後の別れを告げる儀式です。
葬儀は一般参列者が多く出席します。
開始時間は午後一時が一般的で、午前十一時、正午のこともあります。
確認内容
葬儀は、故人への別れを告げる儀式であると同時に、たくさんの人が一定の場所に集中して営まれます。
そのため時間どおりに進行するように段取りをしなければなりません。
事前にこまかい打ち合わせをして、落ち度のないように準備をする必要があります。
弔辞(弔詞)・弔電
  1. 弔辞(弔詞)は、あらかじめお名前・肩書き・順番などを司会者と確認しておきます。
  2. 弔電は、電文を読むものと、お名前だけ紹介するものを分け、拝読の順番を決めておきます。
  3. 最近の弔電は、差出人も漢字で書いてありますので、お名前にはふりがなを振っておいたほうが読み間違えの心配がありません。
式場の整備
式場の飾りつけや式場周辺の設営は葬儀社が行いますが世話役や族の人も一応、祭壇の飾りつけ、控室の準備などを施主側から見て手落ちがないように心を配らなければなりません。
席次、焼香順を決める
席次や焼香順位などは、落度がないか複数の人に確認してもらいます。

先頭に戻る

葬儀

進行は宗派や式の規模によって多少異なりますが、一般的には次のような順序で行われます。
  1. 遺族、親族・一般会葬者着席
  2. 導師入場
  3. 開式の辞
  4. 読経・引導
  5. 弔辞
  6. 弔電
  7. 焼香
  8. 喪主あいさつ
  9. 導師退場
  10. 閉式の辞
導師入場
導師が見えたら、参列者は正座して迎えます。
開式の辞
司会者のあいさつにより、葬儀が始まります。
「本日はご多忙中のところを、ご会葬いただきましてありがとうございます。ただいまより、故〇〇殿の葬儀を執り行います」
といった意味のあいさつをして、式に入ります。
読経・引導
死者の冥福を祈り、導師による読経が行われます。
読経の時間は、宗派や葬儀の規模にもよりますが、40〜50分ぐらいです。
禅宗などでは、この読経の際に、死者を悟りの世界に導く「引導」が渡されます。
弔辞・弔電
進行は宗派や式の規模によって多少異なりますが、一般的には次のような順序で行われます。
  1. 弔辞をお願いする場合、司会者があいさつをして、「ただいまより弔辞を頂戴いたします。始めに、〇〇殿よりお願いいたします」
  2. そのあと弔電奉読に入ります。弔電は届いたものを、二、三通を読み上げるのが普通で、あとは「ほかに〇〇通ちょうだいいたしておりますが、時間の都合もありますので、お名前だけ紹介させていただきます」と、お断りして姓名や職場団体名を読み上げます。
遺族・近親者の焼香
  1. 喪主は導師に合掌一礼したあと、中央の祭壇まで進んで焼香します。
  2. 続いて近親者が、喪主と同じように合掌一礼して、中央の祭壇まで進んで焼香します。
喪主挨拶
喪主は、僧侶・伴僧に対して葬儀を無事執り行なわれた旨のお礼を述べ、会葬者に対してお礼を述べます。
導師退場
遺族、近親者など参列者は正座して送ります。
閉式の辞
  1. 司会者が閉式の挨拶をします。
  2. 百ケ日忌取越法要を営む場合には、その旨を告げます。
百か日取越し法要
読経と焼香のみにて、百ケ日忌取越法要を相営みます。ご葬犠終了後、引き続き営まれる地域が多いようです。

先頭に戻る

喪主挨拶

告別式には遺族代表が、会葬者にお礼のあいさつをするのが習慣になっています。
<1.喪主挨拶の構成>
  1. 参列者に会葬のお礼を述ベます。
  2. 故人の享年や死について述ベます。
  3. 生前故人がお世話になったお礼を述ベます。
  4. 故人の亡き後の覚悟を述ベます。
  5. 遺族・親族に対する支援・指導のお頭いを述ベます。
  6. 会葬のお礼のあいさつで締めくくります。
<2.喪主挨拶文例>
1. 親の葬儀の場合
遺族一同を代表いたしまして、―言ご挨拶申し上げます。
私は、故〇〇〇〇の長男の〇〇でございます。
本日、父の葬儀を善提寺〇〇寺のこ導師をはじめとする僧侶の皆様の手厚い供養により、とどこおりなく営まれましたことに、厚くお礼申し上げます。
また皆様には、お忙しいところ、最後のお見送りをいただき、誠にありがとうございました。
故人も、さぞかし喜んでいることと思います。
生前は、一方ならぬこ厚誼にあずかり、故人にかわりまして心より厚くお礼申し上げます。
父は壮健で、定年後は町内会の役員などをお引き受けし、毎日を楽しく暮らしておりましたので、突然、心筋梗塞で倒れるなどとは思ってもみませんでした。
まだまだ若い者には負けないと、元気でおりましたのに、残念でなりません。
もっと親孝行しておけばよかったと、それだけが心残りでございます。
また、残された母のことを思いますと不憫ですが、私たち家族と兄弟、力をあわせて、いま以上に大切に見守っていくつもりでございます。
皆様には何卒、父忙き後も変わりなくご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
本日は、誠にありがとうございました。これをもちまして、お礼の言葉とさせていただきます。
2.配偶者の葬儀の場合
遺族ならびに親族を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。
本日ここに、故〇〇〇○の葬儀を菩提寺〇〇寺のご導師をはじめとする諸寺院の皆様の手厚い法要のもとに、無事終えさせていただきました。心より厚くお礼申し上げます。
また皆様には、ご多忙の中、ご会葬いただきまして、誠にありがとうございました。
その上、ご丁重な弔辞ならびにご芳志を賜り、故人もさぞかし喜んで浄土におもむいたことと存じます。
生前は、皆様から一方ならぬご厚情をいただき、病中もたびたびお見舞いいただきまして、ありがとうございました。
故人も、皆様のあたたかい心に励まされ、いま一度元気な姿にと願っておりましたが、これが天命であったのでしようか、一昨日、永劫の別れをいたすこととなりました。
78歳でごさいました。故人にかわりまして、生前のこ厚誼に感謝いたし、厚くお礼申し上げる次第です。
おかげさまで、私も家族もみな元気でおります。
何卒これからも、私ども遺族につきましても、故人と同様によろしくご指導くださいますよう、伏してお願い申し上げます。
喪主といたしまして一言お礼を申し述べ、こ挨拶にかえさせていただきます。
本日は、誠にありがとうございました。

先頭に戻る

取り越し法要と埋骨

葬式終了後、親族や親しい人たちを中心として取り越し法要を行います。
法要は法要祭壇にご遺骨・お位牌・遺影写真を安置し、読経のあと、僧侶の指示により焼香します。
その後、精進落しを行います。
法要の準備
  1. 法要出席者の確認
  2. 法要後の会食の準備と会場の設営
  3. 法要参会者の案内と受付
  4. 送迎用タクシ―チケッ卜の準備
  5. 法要でのご挨拶
●喪家に法要で準備していただくもの
法要準備係(お酌、燗付係)、席順、席札、お膳、飲み物、引出物
●葬儀社で準備・手配
お膳、引出物、飲み物、写真、生花、案内状
席順
席順は上座に和尚、次いで会社関係の上司、友人、そして親族の順。喪主は末席となります。
係員の役目
会食のあと、埋葬に出かけられない人の接特。そして供花や供物の自宅への運搬などがあります。
お膳
お膳は葬式当日、寺院へ出前したものは免税となっています。料理は本来は精進料理などですが、最近では刺身や天ぶらなども用いられています。
お仏前
法要の参列者は、会食料や引き物などを考慮して、香典とは別に金額を用意してお供えすることがあります。
この場合、表書きとして、「御仏前」「御菓予料」「御花料」などと書きます。
また差し出す時は葬式の受付や、お斎の席が多いようです。
埋葬の準備
  1. 埋葬の準備品(ご葬犠の後、墓地ヘ埋葬される場合の必要品)お茶、水、半紙、軍手、桶、杓、マッチ等は自宅でこ用意下さい。その他(生花・菓子・果物)は式場から持参できます。
  2. 埋葬に参加する自動車の確認。
  3. 埋葬は事前にお墓の掃除をし、埋葬許可証と備品を用意します。

先頭に戻る

葬儀後の後始末

葬儀が終了するまでは、世話役の人たちが作業を進めてくれますが、葬儀が終ったあとの雑務は、遺族自身がしなければなりません。
葬儀はあと始末まできちんと行いたいものです。
何から手をつけてよいかわからないとは思いますが、急ぐものから片づけていきたいものです。
引継ぎ
  1. 世話役からは葬儀がすみしだい、事務を引き継がなければなりません。できれば葬儀当日のうちには引き継ぐようにしたいものです。
  2. 会葬者名簿、弔問客の名刺、香典や供物・供花の記帳簿、弔辞や弔電などを受けとり、会計の精算など、葬儀に関するいっさいの事務を引き継ぎます。
  3. 遺族側の人が知らないうちに、世話役の人や手伝いの人が支払いを立てかえてくださっている場合がありますので、帳簿の引き継ぎの際に立てかえ分を精算しておきます。
什器などを片づける
  1. 自宅のものだけでは間に合わない什器類で、隣近所からお借りした食器やお盆などがあればあいさつとお礼を述べて返却します。
  2. 仕出し屋の食器類などが残っていることもありますので、確認します。
  3. 町内に貼った道案内の標示紙などは、全部とりはずします。
挨拶回り先
  1. 喪主は葬儀の翌日、または翌々日のうちに、お世話になった先にあいさつに出かけるのが普通となりました。
  2. あいさつに回る先は、僧侶、弔辞をいただいた方、葬儀に際してお世話になった世話役代表や各世話役、故人や喪主の勤務先、隣近所や町会の世話役などです。
故人の勤務先
  1. 故人または喪主の勤務先では、まず直属の上役にあいさつをします。そのあと、葬儀でお世話になった人たちなどにもあいさつをします。
  2. 故人の職場だったら、このとき、故人の机やロッカーの中を片づけ、私物は持ち帰るか処分していただきます。会社や役所では退職金  や給与の精算もあります。

先頭に戻る

葬儀後の諸手続き

人がお亡くなりになると、その人がこれまで契約していたさまざまなものの名義変更が必要となってまいります。
とくに故人が世帯主であった場合、土地や住まいの名義変更も遣産を相続される人によって行わなければなりません。
また生命保険や年金の手続き、さらに公共料金の名義変更もあります。
葬儀後に必要と思われる手続きの主なものを以下にあげておきましたので、参考にしてください。
項目 窓口 備考
埋葬許可証(火葬許可証) 市区町村役場  納骨のとき寺院(墓の管理者)に提出
葬祭費の受取り手続き(国民健康保険) 市区町村の保険年金課  他の項目で補助金等が支払われる場合がある
埋葬費の受取り手続き(社会保険) 会社の総務課、保険事務所  他の項目で補助金等が支払われる場合がある
医療費控除による税金の還付手続き 所轄の税務署  年末調整で行う場合もある
国民年金受取りのための裁定請求 住所地の市区町村の国民年金課  死亡者、受取人により通用年金が変わる
死亡した者の所得税の確定申告 所轄の税務署  源泉徴収している場合は勤務先から手続き
相続税の申告 所轄の税務署  税務署窓口に申告用紙あり
生命保険金の受給手続き 生命保険会社  勤務先で加入している保険などがあれば必要書類を整える 
銀行預金・郵便貯金の引出し 各銀行・郵便局  金融機関では相続手続き終了まで支払いを停止 
電話加入権の継承届 電話局  電話帳の名前の変更も
NHK・電気・ガス等の名義変更 各請求先  印鑑・通帳・領収書の控えを持参する
借地・借家の契約証の書換え 家主・地主  改めて契約書を書き換える場合あり
自動車税の納税義務消滅の申告 県税事務所  新しい所有権に納税義務が移る
運転免許証の返却 警察署(公安委員会)  更新手続きをしなければ自然消滅
クレジットカード脱会届 クレジット会社  カード返却と未払分の清算
所有権移転登記 法務局ほか  相続財産のうち登記の必要なものをチェック
株式・社債・国債の名義変更 証券会社・信託銀行  手続きは各社で異なる
雇用保険の資格喪失届 会社→職業安定所  失業保険受給中の場合は遺族に手当てあり
労災による死亡の遺族補償年金手続き 所轄労働基準監督所  労災保険から出る年金
相続同意書・遺産分割協議書作成 司法書士など  銀行預金等いろいろな財産相続手続きが必要
貸付金・借入金の権利移転の通知手続き 貸付・借入先  借金の場合には限定相続等の手続きあり
扶養控除異動申告 勤務先 年末調整や会社の家族手当支給と関係する
非課税貯蓄の死亡届 銀行・証券会社・郵便局  相続人が改めて課税扱い、非課税扱いの申告をする 

先頭に戻る

社葬

社葬は、会社の創設者、会長、社長、副社長、役員といった会社に対して特に功績を残した方が亡くなられたときに会社をあげて葬儀を行うことで、その費用は会社が費担します。
規模の大きい企業では、社葬に関する取り扱い規定をつくり、社葬を行う範囲からランク、葬儀委員長および葬儀実行委員会の役割にいたるまでを定めているところもあります。
社葬取り扱い規定
社葬について法律上の定めはありませんが内規をつくり、いざという場合に備えたいものです。
<社葬取り扱いランクの―例>
[●社葬A]会長、社長または代表取締役が死亡したとき。
[●社葬A]会長、社長として10年以上の職歴期間を有する元役員が死亡したとき。
[●社葬B]副社長または専務取締役、常務取締役が死亡したとき。
[●社葬B]会長、社長として10年未満の職歴を有した元役員が退職後2年以内に死亡したとき。
[●社葬C]会長、社長を務めた元役員が死亡したとき。
[●社葬C]副社長、専務取締役、常務取締役であった元役員が、退職後2年以内に死亡したとき。役員が業務上の傷病が原因で死亡したとき。
以上の例は、社葬規模と経費負担をABCのランクに分け、
Aは葬儀費用のすべてを会社負担とし、
Bはお布施や戒名料などの寺院関係費用を喪家が負担します。
Cでは、さらに喪家の負担率が高くなっています。
社葬費の範囲
  1. 通夜飲食費
  2. 自宅密葬費
  3. お布施(戒名は遺族負担)
  4. 式場使用料
  5. 式場設営・告別式費
  6. 生花・篭花
  7. 案内状や会葬礼状などの印刷費
  8. 新聞広告費
  9. 心づけおよび雑費
などがあります。
病院費用および密葬等は遺族負担。本葬の通夜・葬儀に関わる費用は社葬費として扱う場合が多いようです。

先頭に戻る

社葬の役割

葬儀委員会の設置
  1. 取締役会で葬儀委員長を選出します。
  2. 会長が亡くなられたら社長、社長の場合には次期社長が葬儀委員長になるケースがあります。
  3. 会社役員や故人と親しい友人関係等葬儀委員とし、社葬の実施は実行委員が行います。
葬儀実行委員の選出
  1. 実行委員会は、委員長を中心として社葬のプランから日取り、式場の決定、葬儀の執行にいたるまでのすべてを手がけます。
  2. 実行委員は諸係を選出します。
  3. 葬儀の規模が大きいほど役割分担が多くなり、担当係員も必要となります。
  4. 各係とその役割を協議し、各係のチーフを指名します。
  5. 各係のチーフは必要とする人数を社内から人選します。
  6. 諸係の人選を終えたら、打ち合わせを行います。
  7. 諸係が決定したら、担当者名の記された「役割一覧表」を全社員に配布します。
●実行委員および諸係の主な任務
葬儀本部
  1. 実行委員長と実行委員で構成する、社葬の執行本部です。葬儀の実務全般をとりしきり、諸係への指示や調整にあたる一方、社外の人との折衝事項、たとえば弔辞の依頼などが主な仕事です。
  2. 実行委員長は総監督としてこの部門を担当します。
企画進行係
社葬通夜から葬儀終了までの一切を企画し、演出するプランナーです。
  1. 社葬の企画表を作り日程を組みます。
  2. 式場を選定します。
  3. 僧侶(あるいは神官、神父、牧師)と式次第の打ち合わせを行います。
  4. 葬儀社と企画・演出・進行について打ち合わせます。
  5. 葬儀当日の時間割表を作成します。
  6. 式場における席次、焼酎風弔辞・弔電の順、供花・供物の配列順などを決め、葬儀本部を通して各係に伝達します。
  7. ご遺体または遺骨の搬送時間を算定して時刻表をつくり、搬送車を手配します。
  8. 葬儀での演出、たとえば式湯に流す音楽の選曲をします
  9. 開式前にナレーションで紹介する故人の経歴の作成をします。司会者や葬儀社の担当係員も、この係に所属することになります。
司式者(僧侶)係
僧侶あるいは神官・神父など、葬儀の司式者との式の打ち合わせや当日の送迎を担当します。
  1. 僧侶の送迎をします。
  2. 接待の茶菓子や料理を僧侶の人数に合わせて手配します。
  3. 式場で先導役をつとめます。直接の担当者は一人でよいでしょう。
調達係
社葬通夜や葬儀で必要な資材、物品のすべてを発注し、当日までに調達します。
  1. 送迎用の車、通夜の料理、社葬当日の弁当など、員数を算定します。
  2. 弔問客・会葬者の引物、粗供養品を用意します。
  3. 発注・納品は伝票で行い、会計係に回します。料理、弁当などは、鮮度に注意します。
受付係
社葬通夜、葬儀当日、受付に詰めて弔問客や会葬者への応対にあたり、香典を受けたり、会葬者芳名録に記名してもらいます。
  1. 社葬の場合は取引先関係、業界関係、親戚、友人関係というように、受付を分けます。
  2. 設営には、テント、椅子、テーブル、名刺受け盆、会葬者芳名録、香典帳、硯、筆、毛筆、ぺンなどが必要です。その他電卓、セロテープ、糊、画鋲、半紙、メモ用紙を予備としてそろえます。
  3. 受付は一カ所に2、3名、合計10名ぐらいの人数が必要になります。
  4. 受付は、通夜あるいは葬儀開始のおそくとも30分前には準備をととのえておきます。
  5. 香典は、順次記帳して整理しますが、フルネームが書かれていないものは書いていただきます。
  6. 香典を辞退する場合、受付の担当者は、辞退の旨をていねいに伝え、受け取ってはいけません。担当者間で徹底しておきます。
式場係
式場の見取図や席次表を作成しておき、会葬者の案内をはじめ、式場内における運営を受け持ちます。案内を速やかにするために、あらかじめ席札を用意するなどの工夫をします。大規模な社葬では、席次を示す立札を用いることがあります。
接待係
通夜、葬儀で僧侶や親族、弔問者、会葬者を茶菓でもてなしたり、諸係にお茶や弁当を配ることが主な仕事です。自宅通夜などでは、遺族と相談し、ひかえめに手伝う程度がよいでしょう。
  1. 「通夜ぶるまい」や「本膳」では、弔問客や会葬者を飲食物でもてなしますが、配膳などはプロの配膳人に任せるのがふつうです。
  2. 葬儀当日には、読経がはじまると控え室などが無人になりますから、盗難事故を防ぐ意味で、名室に一人ずつ残ります。
携帯品係
通夜や葬儀の当日に、弔問客や会葬者の携帯品・雨具などを預かります。
  1. 主な預かり品は靴やコート類ですが、冬季には量がふえます。雨天の日には雨具が加わります。
  2. 必要な用具は、クローク棚、受け渡し用のテーブル、合羽などです。
  3. 通夜や葬儀の終了時には、一時に多人数の応対に追われるので、係員の増減をはかります。
  4. 貴重品は預からないようにします。
会計係
社葬全般にかかわる現金管理と諸経費の出納が任務です。
  1. 調達係による物品の購入および出費の伝票管理と香典などの集計を行います。
  2. 社葬終了後の支払いと葬儀委員会に対する報告の内容に責任をもちます。
供花・供物係
社葬では、香典・供花・供物類は辞退することが多いようですが、供花・供物などを受ける場合は、その受付や名札の確認、配置順などについて指示を与えます。
  1. 贈り主が多いほど、配列順に十分配慮しなけれなりません。
  2. 名札の文宇も、事前に確認します。名札の誤りは依頼を受けた業者の責任であることが多いのですが、贈られた側も贈り主の名に間違いがないかを確認してから飾るといった配慮が必要です。
  3. 供花や供物は、通常、業者の手によって届けられます。供花・供物係は納められたものを拝受帳に順次記帳していきます。
  4. 供花・供物受付は、社葬当日の1時間前には設置を完了して、係員が詰めるようにします。
  5. 供花・供物を辞退する場合は、通知状と死亡広告に明示しておきますが、当日の受付にもその旨を記した立看板を掲示しておきましょう。また、受け付けてしまったということのないように、式場の葬儀場や寺院にあらかじめ伝えておき、諸係の社員が到着する前に持ちこまれるのを防ぐことが大切です。
車両係
葬儀にかかわるすべての車両について担当します。
社葬では、駐車場のスぺースの確保と車両の管理が重要な仕事です。
車両の渋滞やトラブルを防ぐためには、次の点に留意します。
  1. 駐車場に収容しきれないことが予想される場合は、あらかじめ所轄警察署に、葬儀の日時、会葬者数を届け出ておきます。
  2. 式場付近に下車位置と乗車位置を設置し、係員が誘導します。
  3. 駐車を終えた車には番号入りの整理券を渡します。
  4. 車の呼び出しは、社名でなく整理券の番号で知らせます。
  5. 葬儀随伴車の必要台数の割り出しとその手配をします。
  6. 最寄り駅から送迎車を配置する場合、乗車票を作成します。
  7. 車両の出入りは一時的に集中しますので、車両係は多めに配置しておきます。
文書係
通知状、死亡広告、会葬礼状などの文案をつくり、発注します。
進行予定表や式次第の作成など、社葬にかかわるすべての文書を担当します。
  1. 文書作成から配布までのスケジュールを組み、葬儀社や印刷会社と打ち合わせます。
  2. 社葬終了後には、供花・供物、弔電などへのお礼状を出します。
  3. 新聞での死亡広告、会葬御札広告を出します。
記録係
社葬に関する一切を記録として残します。
写真での記録をはじめ、弔辞やあいさつの録音のほか、ビデオテープによる記録を行ないます。
また、故人の経歴や功績などをまとめて、追悼録を発行することもあります。
社葬の記録は、今後のための資料となるものでもありますから、できるだけ詳細に残します。
<記録すべき主な項目>
  1. 故人に関する記録(経歴・病歴)
  2. 葬儀委員氏名(担当役名)
  3. 実行委員氏名(担当役名・氏名・業務内容)
  4. 会葬者・香典拝受者芳名
  5. 通夜・葬儀式次第
  6. 葬儀費用明細控
  7. 必要経費の出納控
  8. 社葬終了後の反省会記録
連絡係
葬儀本部と諸係との連絡にあたります。
式場内での連絡は、口頭で行ないますから、少なくとも3、4名は必要になります。
  1. 連絡係は、必ずメモ用紙を携帯します。
  2. 連絡係は、葬儀の終了時刻が近づくと、仕事がなくなりますから、随時各係を応援します。

先頭に戻る

Copyright ©2012 CHINDASOUSAI Co.,Ltd All rights reserved.